2023年1月26日、トヨタ自動車が社長交代の人事を発表しました。
社長の交代は実に約14年ぶり。
「100年に一度の大変革」と呼ばれる現在の自動車業界で常に最先端を走ってきた、日本のトップメーカーの社長が変わるということで各メディアでも大体的に取り上げられています。
次期社長は佐藤恒治執行役員(53)
現在の社長である豊田章男社長(66)は4月1日付で会長に就任されるとのことです。
これまでのトヨタ自動車ではグループの創始者である豊田佐吉さんから始まり、代々豊田家の人物が社長に就任することが多くありましたが、今回の発表では豊田家以外の人物が社長となります。
豊田章男社長には息子さんがいらっしゃいますが、なぜ次期社長には息子さんが選ばれなかったのでしょうか。
異端児だった!豊田社長とは
出典元:https://f1-gate.com/toyota/f1_73044.html
出身地:愛知県名古屋市
学歴:慶應義塾大学法学部法律学科卒業、バブソン大学経営大学院修了
職業:実業家、レーシングドライバー、フィールドホッケー選手
肩書:トヨタ自動車株式会社代表取締役執行役員社長兼CEO
現社長である「豊田章男」さんについてご紹介したいと思います。
豊田章男さんはトヨタグループ創始者である豊田佐吉さんのひ孫になります。
トヨタ自動車は歴代社長に豊田家の人物が数多くおり、章男さんのお父さんである豊田章一郎さんも社長を経験されています。
出典元:https://global.toyota/jp/kids/faq/company-overview/002.html
章男さんは1984年にトヨタ自動車へ入社。2009年に社長へと就任しています。
一見とんとん拍子で昇進しているように見えますが実際はそううまくはいかなかったようです。
御曹司が故に社内には居場所がなく、何をするにも周りからは期待の目で見られ、常に結果を求められる状況であったそうです。それはキツいですね。
出典元:https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/101900025/102400066/
それからも数多くの試練や困難と立ち向かってきた豊田章男さん。
社長就任中に最も力を入れたのは「いい車作り」でした。
章男さん自身もテストドライバーとなり、ある時は自動車のイベントに出席したり、耐久レースに参加したりと社長自ら積極的に製品開発の第一線に立ってきました。
他のメーカーを見ても社長自らレースに出場するのはトヨタ自動車だけではないでしょうか。
そこまですることに章男さんの車作りに対する熱量が感じられます。
選ばれたのは若手エリート
出典元:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2301/26/news151.html
出身地:東京都
学歴:早稲田大学理工学部機械工学科卒業
職業:実業家、エンジニア
肩書:トヨタ自動車執行役員、レクサス・インターナショナル・プレジデント、ガズー・レーシング カンパニー・プレジデント、チーフ・ブランディング・オフィサー
次の社長に選ばれたのは執行役員の佐藤恒治さん。
1992年に大学を卒業後、新卒でトヨタ自動車に入社。
シャシーの設計の担当から始まった根っからの技術者であり、豊田章男さんと同じように車に対する情熱を人一倍持っている方のようです。
2016年にはLexus International Co. ZLチーフエンジニアに就任。
2020年には執行役員に就任し、今回2023年に社長就任と相当優秀な人材と見受けられます。
豊田社長の息子が次期社長に選ばれなかった理由
出典元:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/at/18/00004/00039/
次期社長に選ばれたのは執行役員の佐藤恒治さんと言う方でした。
しかし、トヨタ自動車の歴史で見てみるとグループ創始者の豊田家の人物が社長に就任する機会が多くありました。
これまでの流れから豊田章男さんのご子息が就任するという形があってもおかしくないと感じますが、次期社長の候補には挙がらなかったのでしょうか。
豊田章男さんには豊田大輔さんと言う息子さんがいらっしゃり、トヨタ自動車で勤務されています。
出身地:愛知県名古屋市
学歴:慶應義塾大学経済学部卒業、バブソン大学大学院経営学修士
肩書:ウーブン・アルファ代表取締役
まだまだ発展途中の会社の為、まずは「ウーブン・アルファ」で経歴と実力をつけてからトヨタ自動車の社長と言う流れが有力でしょうか。
まとめ
・次期社長は技術系のエリート社員であった。
・豊田章男社長のご子息は「ウーブン・アルファ」で活躍中
・豊田大輔さんのトヨタ自動車社長就任はまだ先になりそう。
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