2023年1月26日、トヨタ自動車が社長交代の人事を発表しました。これまでトヨタと言う大きな企業を引っ張ってきた豊田章男さんが次のバトンを渡した相手は執行役員であった「佐藤恒治」さんと言う方でした。
そこで本記事では
・社長になれた理由って?
・そもそもトヨタって豊田家以外が社長になれるの?
について調査してみました。
佐藤恒治のプロフィール
出典元:週刊プレイボーイ
出身地:東京都
学歴:早稲田大学理工学部機械工学科
身長: 184 cm
引用元:Wikipedia
佐藤さんは、1969年10月19日生まれの東京都出身で、「早稲田大学理工学部機械工学科」を卒業後、1992年に「トヨタ自動車」に入社しました。ここまでですでにエリート街道ですね。
出典元:東京12大学
入社後は初代「プリウス」や「ビスタ」のサスペンション設計に携わり、その後レクサスの開発等にも関与。
出典元:トヨタ自動車
2017年に常務理事に就任し、2020年にはレクサス・インターナショナルのプレジデントに、2021年にはトヨタのチーフ・ブランディング・オフィサーに就任しました。
出典元:webCG
2023年4月にはトヨタ自動車の社長・CEOに就任し、豊田達郎氏以来30年ぶりの理系出身者となり、豊田家以外では初のエンジニア出身者の社長となりました。佐藤さんはクルマ造りに情熱を持ち、新しいモビリティの形を提案しながらもクルマの本質的な価値を守ることを目指しています。
社長になった理由は「車好き」
出典元:読売新聞
ここまでの経歴で社長になった理由は聞くまでもないような気がしますが、社長となる決定打があったのか。調べてみました。
前社長である豊田章男氏が14年間にわたり社長を務めた後、佐藤さんに社長のバトンが渡されました。豊田氏は「トヨタの思想、技、所作を身につけようと、車作りの現場で必死に努力をしてきた人だからです。トヨタのトップにつく人は、その体現者であって欲しい」と述べ、佐藤さんを選んだ理由を説明しました。(引用元:トヨタイムズ)
出典元:トヨタイムズ
また、佐藤さんは「若さと車好きであるほか、トヨタの思想・技・所作を車づくりの現場で体現してきた」ことが評価されました。これらの経験と視点は、トヨタがモビリティカンパニーへのフルモデルチェンジを進める上で重要とされています。佐藤さんは昔から車好きなようで現在の愛車は「AE86」なんだとか。
先日AE86納車させて頂いた佐藤プレジデント、トヨタの社長に就任されたみたいです😳おめでとうございます🎉
#小泉商会AE86倶楽部
#トヨタ自動車社長
#佐藤恒治
#びっくり pic.twitter.com/61cb89Note— 小泉商会 (@86_kotaro) January 26, 2023
さらに、佐藤さんは脱炭素社会の実現に向けて、電気自動車(EV)や水素エンジン車の開発の陣頭指揮を担ってきました。これらの経験はトヨタが新たな戦略を推進する上で重要な要素となる為、次期社長としての技量があると判断されたのかもしれません。
「社長は代々豊田家一族」のルールはない
出典元:トヨタ自動車
トヨタ自動車の社長になるには豊田家の人でなければならないという規定はありません。過去には「奥田碩」氏や「張富士夫」氏のように豊田家以外の人物が社長を務めています。
代 | 名前 | 就任日 | 血縁関係 |
1 | 豊田利三郎 | 1937年8月 | あり |
2 | 豊田喜一郎 | 1941年1月 | あり |
3 | 石田退三 | 1950年7月 | あり |
4 | 中川不器男 | 1961年8月 | なし |
5 | 豊田英二 | 1967年10月 | あり |
6 | 豊田章一郎 | 1982年7月 | あり |
7 | 豊田達郎 | 1992年9月 | あり |
8 | 奥田碩 | 1995年8月 | なし |
9 | 張富士夫 | 1999年6月 | なし |
10 | 渡辺捷昭 | 2005年6月 | なし |
11 | 豊田章男 | 2009年6月 | あり |
12 | 佐藤恒治 | 2023年4月 | なし |
参照元:Wikipedia
ただし、トヨタ自動車の歴史を見ると、豊田家出身者が社長を務めることが多いことは確かです。しかし、これは豊田家が創業家であり、その影響力が強いからであって、必ずしも豊田家出身者でなければならないというわけではないようです。
まとめ
2023年1月26日、トヨタ自動車は社長交代を発表し、豊田章男氏から佐藤恒治氏へとバトンが渡されました。佐藤さんは1969年生まれの東京都出身で、早稲田大学理工学部機械工学科を卒業後、1992年にトヨタ自動車に入社。初代プリウスやビスタのサスペンション設計に携わり、レクサスの開発等にも関与。2023年4月にトヨタ自動車の社長・CEOに就任し、豊田達郎氏以来30年ぶりの理系出身者となり、豊田家以外では初のエンジニア出身者の社長となりました。
佐藤さんが社長に選ばれた理由は、彼が「トヨタの思想、技、所作を身につけようと、車作りの現場で必死に努力をしてきた人だからです」と豊田章男氏が述べたこと、そして彼が車好きであること、そしてトヨタの思想・技・所作を車づくりの現場で体現してきたことが評価されたからです。
また、トヨタ自動車の社長になるには豊田家の人でなければならないという規定はありません。過去には奥田碩氏や張富士夫氏のように豊田家以外の人物が社長を務めています。ただし、トヨタ自動車の歴史を見ると、豊田家出身者が社長を務めることが多いことは確かです。しかし、これは豊田家が創業家であり、その影響力が強いからであって、必ずしも豊田家出身者でなければならないというわけではないようです。
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