日本を代表する自動車メーカーである「ホンダ」
そのトップに立つ三部敏宏社長の経歴について気になる人が多いのではないでしょうか?
現在、日産・ホンダ・三菱の三社経営統合で話題となっている渦中の人物はどんな経歴を持っているのか。
この記事では、三部社長の経歴や高学歴といわれる背景、さらに成功をつかむためのポイントを掘り下げて解説します。
三部敏宏社長のプロフィール
まずは、三部敏宏社長の基本的なプロフィールを見ていきましょう。
- 氏名:三部 敏宏(みべ としひろ)
- 生年月日:1961年7月1日
- 出身地:大阪府豊中市
- 学歴:広島大学大学院工学研究科(内燃機関学研究室)
- 職歴:
- 1987年 本田技研工業株式会社入社
- 2019年 本田技術研究所社長
- 2021年 本田技研工業株式会社 代表取締役社長
「広島大学」という高学歴を持ちながら、現場での経験を積み重ね、着実にキャリアを構築してきたことが伺えます。
ちなみに学生時代の愛車は「日産サニー」「ホンダ CR-X」だったとか。
学生時代からホンダ入社までの道のり
三部敏宏社長のスタート地点ともいえる学生時代と、ホンダ入社に至るまでの軌跡を見ていきます。
広島大学では工学を専攻し、特にエンジニアリング分野での基礎を学びました。
三部社長が所属していた「内燃機関学研究室」とはどんな研究をしている所なのでしょうか。
大学のHPには下記のような紹介がありました。
燃焼工学研究室では,化学エネルギーを熱エネルギーに変換する燃焼現象について,基礎研究から未来への応用技術開発まで幅広い研究を行っています
引用元:http://flame.hiroshima-u.ac.jp/index.html
平たく言うと…自動車に使われるエンジンに使われる燃料について研究をしているようです。
学生の頃からものづくりが好きな人物だったようです。
技術者からリーダーへ:キャリアの転機
ホンダ入社後、三部社長は研究開発部門で数々の成果を挙げてきました。
ここでは、三部社長のキャリアの中で重要な転機となったポイントを時系列で追います。
1987年:ホンダ入社
- 技術開発に従事し、エンジン設計などのプロジェクトに参加。
- エンジニアとして現場で経験を積む。
ちょうど3代目プレリュード(BA4/5/7型)が発売された年です。
2000年代:グローバルな経験を蓄積
- 海外拠点での勤務を経験し、多様な市場への適応力を磨く。
- 特にヨーロッパ市場では、環境規制に対応した技術開発で成果を上げる。
この頃から自動車業界ではハイブリッド車など環境へ配慮した車作りが課題となってきます。
2019年:本田技術研究所社長に就任
- 技術部門全体を統括し、電動化戦略や先進技術の開発を推進。
本田技術研究所は本田技研工業の研究開発部門を分社化した企業です。
研究部門だけ独立しているのは「技術は人のために」という創業以来変わらないものづくりの姿勢を貫いているからだとか。ホンダの熱い信念が伝わってきます。
2021年:ホンダ代表取締役社長に就任
- 全社的な経営を担い、未来志向の改革を進める。
2021年、ついにホンダの社長へ就任。
「現場から経営へ」というキャリアの転身は、単なるポジションの移動ではなく、現場経験を活かしたリーダーシップが評価された結果ではないでしょうか。
社長として描くホンダの未来
社長に就任した三部社長。ホンダの未来について大きな戦略を計画しています。
その中でも特に注目すべきポイントを以下にまとめます。
電動化への取り組み
- 目標:2030年までに全車種を電動車化
- 計画:2030年 EVモデル数 30車種
環境への取り組み
- 目標:2050年までにカーボンニュートラル化
安全への取り組み
- 目標:2030年までに先進運転支援システムを全車種へ搭載
まとめ
三部敏宏社長の経歴から得られるポイントは次の通りです。
- 三部社長は広島大学工学部の出身。
- エンジニアから社長にまでなった。
- 社長としてホンダの更なる発展に貢献する為、尽力している。
三部社長のキャリアは、単なる成功例ではなく、挑戦と努力の連続でした。
この記事を通じて、読者自身のキャリア形成にも役立つヒントが得られれば幸いです。
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