2024年2月9日より就航する新航空ブランド「エアージャパン」ANAが展開する新規事業という事で注目が集まっています。初便はすでに完売と早くも人気となっているもよう。ANAと言えばLCC(格安航空会社)の「ピーチ」も既にあり、それらとの差別化も気になるところです。
そこで本記事では
・エアージャパンってどんな航空会社?
について調査してみました。
エアージャパンとはどんな会社?
出典元:産経ニュース
エアージャパン(Air Japan)は、ANAグループの一員である航空会社です。その始まりは意外と古く、1990年「ワールドエアーネットワーク株式会社」として設立。国際線チャーター便を運航するエアラインとして創業し、2000年に社名を「エアージャパン」に変更しました。
出典元:FlyTeam
現在では、ANAグループ航空運送事業において国際線事業を担うANAホールディングス株式会社の100%出資の子会社であり、千葉県成田市に本社を置いています。
出典元:Wikipedia
2024年2月からの新たなブランド「エアージャパン」は、ANAブランドと同じ安全・運航基準で運航しながら、日本ならではの上質なサービスを提供することを目指しています。
ANAと何が違うのか
出典元:YouTube
エアージャパンは、ANA(全日本空輸)グループの一員として、ANAブランドの下で短・中距離国際線の運航を担ってきました。そして今回エアージャパンはANAグループ内で新たな位置づけを得て、国際線の新ブランド「エアージャパン」としてリブランドされることになりました。ここからはANAとの違いについてポイントごとに見ていきます。
①ブランド
出典元:読売新聞
エアージャパンは、フルサービスキャリア(FSC)と低コストキャリア(LCC)の中間に位置する新しいブランドとして設定されています。これは、ANAの従来のFSCモデルとは異なる、新しいビジネスモデルの導入となります。
②サービス
出典元:トラベルボイス
エアージャパンは全席エコノミークラスで、シート前の足元の広さ(シートピッチ)はFSCのエコノミークラスと同等の32インチ(約81cm)を提供しますが、上位クラスは設けません。また、機内食は有料で、事前予約メニューや機内注文メニューを提供します。さらに、シートモニターを設置せず、乗客は自身のスマートフォンやタブレットでWi-Fi経由で機内エンターテイメントを楽しむことができます。
③飛行機
出典元:ANA
使用機材はボーイング787-8で、全席エコノミークラス(324席)仕様です。これは、ANAの従来の国際線運航とは異なる機材の使用方法です。
④サステナビリティ
出典元:ANA
エアージャパンはサステナブルな制服や機材の使用にも注力しています。カーペットは再生ナイロン、制服は、日本の伝統である「結び」「重ね」をデザインに取り入れ、企画段階から現役の客室乗務員が関わっています。
⑤ターゲット
出典元:著作者:jcomp</a>/出典:Freepik
エアージャパンは、特にアジアからのインバウンド需要に注力し、成田を拠点としてまずは東南アジア路線に就航する予定です。中期的には、2025年の大阪・関西万博を見据えて、関西国際空港にも就航する計画があるようです。
ネットの声
2月9日就航のエアージャパンが、
航空科学博物館からよく見えやすい位置にいます。明日も同じ場所にいるか不明ですが、
成田空港の新たな顔がすでにいますね! pic.twitter.com/kp8jq0zDHm— NRT・HNDベース ごとこう (@nrt_xc125) February 7, 2024
【お知らせ】
ボーディングミュージックを作曲させていただきました、ANAの新ブランド「エアージャパン」がいよいよ明日就航いたします!今後多くの便が開設される予定で、旅に花を添えることができればと願っております!ぜひご贔屓にどうぞ✈️↓Boarding Music「あい」https://t.co/WpxhK2HbdF pic.twitter.com/KNGoZcXxwx
— 冷水乃栄流/Noel Hiyamizu (@noel_hiyamizu) February 8, 2024
エアージャパンの機内食公開!
盛りがよくない?#airjapan pic.twitter.com/dvRs0rPZRs
— LCCjp (@flylcc) February 6, 2024
まとめ
エアージャパンは、ANAグループの一員で、1990年に設立された航空会社です。2024年2月9日から新たなブランド「エアージャパン」の運航を開始し、ANAブランドと同じ安全・運航基準で運航しながら、日本ならではの上質なサービスを提供することを目指しています。
エアージャパンとANAの主な違いは、ブランドポジショニング、サービス提供、機材の使用方法、サステナビリティへの取り組み、およびターゲット市場にあります。エアージャパンは、フルサービスキャリア(FSC)と低コストキャリア(LCC)の中間に位置する新しいブランドとして設定されています。全席エコノミークラスで、シートピッチはFSCのエコノミークラスと同等の32インチ(約81cm)を提供しますが、上位クラスは設けません。また、機内食は有料で、事前予約メニューや機内注文メニューを提供します。さらに、シートモニターを設置せず、乗客は自身のスマートフォンやタブレットでWi-Fi経由で機内エンターテイメントを楽しむことができます。
使用機材はボーイング787-8で、全席エコノミークラス(324席)仕様です。これは、ANAの従来の国際線運航とは異なる機材の使用方法です。エアージャパンは、サステナブルな制服や機材の使用にも注力しています。制服は、日本の伝統である「結び」「重ね」をデザインに取り入れ、企画段階から現役の客室乗務員が関わっています。
エアージャパンは、特にアジアからのインバウンド需要に注力し、成田を拠点としてまずは東南アジア路線に就航する予定です。中期的には、2025年の大阪・関西万博を見据えて、関西国際空港にも就航する計画があります。
コメント