ソニー・ホンダモビリティは2023年1月5日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで開催された家電見本市であるCES 2023にて、新EVブランドとなる「AFEELA(アフィーラ)」を発表しました。
どんな見た目やデザインなのか。気になる価格やスペックを調べてみました。
ソニー&ホンダの合同会社は「ソニー・ホンダモビリティ」
出典元:https://www.shm-afeela.com/ja/contact/
今回、新ブランドを発表したのは「ソニー・ホンダモビリティ株式会社」2022年6月16日にソニーグループ株式会社と本田技研工業株式会社が合同で出資した会社になります。
業種:自動車
代表取締役会長兼CEO:水野泰秀
代表取締役社長兼COO:川西泉
資本金:100億円
主要株主:ソニーグループ株式会社 50%、本田技研工業株式会社 50%
2019年頃からアメリカの自動車メーカー「Tesla(テスラ)」のEV販売が伸び、欧州でもエンジン車の販売自体を禁止する考え方が強くなってきました。この流れを受けて日本の自動車メーカーである「ホンダ」と電気メーカーである「ソニー」が手を取り合って誕生した新会社となります。
CEOである水野氏はホンダの出身でCEOに就く前まではホンダの執行役常務四輪事業本部長を務めていました。COOである川西氏はソニーの出身でCOOに就く前はソニー執行役員 AIロボティクスビジネスを担当されていました。
大手企業がタッグを組んだ電気自動車メーカー。今後、売れ筋のメーカーとなっていくのか。今後の展開が楽しみですね。
新しい電気自動車ブランド名は「AFEELA(アフィーラ)」
出典元:https://www.shm-afeela.com/ja/news/2023-01-07/
「AFEELA」というブランド名には、人が、モビリティを“知性を持つ存在”として「感じる」こと、また、モビリティがセンシングとネットワークに代表されるIT技術を用いて、人と社会を「感じる」こと、というインタラクティブな関係性への思いを込めました。
引用元:公式HP
「AFEELA(アフィーラ)」と言うブランド名の由来については公式HPにて上記のように記載がありました。んー、何だか難しく聞こえてしまいます(汗)
筆者が感じたのは、これまでの自動車は運動性能や能力(例えば燃費や積載量など)が注目されてきましたが、これからの時代はIT(ネットワークやソフトウェアなど)をフルに活用した自動車が求められる。そんな世界が来ることを先取りしているよと表したいのかなと思いました。
ソニーはPS5、Xperia、VAIOなどあらゆる電気製品を取り揃えています。今回発表された「AFEELA(アフィーラ)」にもソニーの要素は大きく取り入られており、PS5だって車内からリモート操作ができてしまいます。
出典元:https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1468822.html
近未来感の強いデザイン
互いの知性が通いあう、モビリティとのコミュニケーション
モビリティと人がインタラクティブなコミュニケーションをする“Media Bar”。
知性をもったモビリティが自らの意思を外にいる人に表現することを可能にしました。
乗車前からインタラクティブな関係が始まる、新時代のインターフェースです。
引用元:公式HP
人を包み込む、研ぎ澄まされたカタチ
装飾となる線や造形を削ぎ落した佇まいは、まるでスペースシップ。
テクノロジーを凝縮したラウンドフォルムは、新たな乗車体験を予感させると共に、
人を包み込むこれからのモビリティの理想を体現しています。
引用元:公式HP
今回発表されたコンセプトカーは近未来感の強いデザインだなと感じました。街中でよく見かける自動車とは随分様子が異なっているようです。
まだコンセプトカーなので販売される頃にはまた違った姿になるのではと思いますが、「AFEELA(アフィーラ)」はこれまでの自動車とは異なりITを強く意識した自動車である為、今回発表されたコンセプトカーは市販されるモデルとだいぶ近いのではないかと筆者は思いました。
アコードに近い?ボディサイズやスペック
出典元:https://www.honda.co.jp/ACCORD/
アコード | アフィーラ | |
全長 | 4,900 mm | 4895mm |
全幅 | 1,860 mm | 1900mm |
全高 | 1,450 mm | 1460mm |
ホイールベース | 2,830 mm | 3000mm |
駆動方式 | FF | AWD |
乗員人数 | 5人 | 5人 |
タイヤサイズ | Front: 235/45R18 Rear: 235/45R18 |
Front: 245/40R21 Rear: 275/35R21 |
サスペンション | Front: マクファーソン Rear: マルチリンク |
Front: ダブルウイッシュボーン Rear: マルチリンク |
上記にホンダから発売されている「アコード」との比較表を作成してみました。どうでしょうか。駆動方式やホイールベースの違いはありますがボディサイズは比較的近いものがあるのではないかと思います。
気になる価格は未定
今回の発表では価格についての発表はありませんでした。
しかし、EVは基本的に北米の工場で生産。「かなりの価値」を付けていく方針から「それなりの価格」になると水野氏が発言しています。このことからネット上では「AFEELA(アフィーラ)」の新型モデルの価格は1,000万円前後なのではと予想されています。
まとめ
・ソニー&ホンダの合同会社「ソニー・ホンダモビリティ」が発表した新しいEVブランド名は「AFEELA(アフィーラ)」
・コンセプトカーは近未来的なデザイン
・価格は1000万円前後となる予想
・ボディサイズはホンダ「アコード」に近い
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